「処理水」めぐる嫌がらせ相次ぐ 広島県にもクレームとみられる電話5件

福島第一原発の処理水を海洋放出して以降、国内の公共施設に中国からの嫌がらせの電話などが相次いでいる問題で、広島県にも中国語でクレームとみられる電話が5件あったことがわかりました。

広島県によると25日、県庁の代表電話に5件、処理水に関するクレームとみられる電話がありました。電話は、いずれも中国語とみられ、「処理水」という単語を使い、一方的に切られたということです。28日は同じような電話はなかったということで、広島県は、現時点では業務に支障はないとしています。

■松野官房長官

「極めて遺憾であり、憂慮しています」

「(中国に対し)処理水について正確な情報を発信することを強く求めてきており、引き続き強く求めていきます」

松野官房長官は、日本国内で電話などの嫌がらせが多数発生していることについて中国に対し、国民に冷静な行動を呼びかけることや、邦人の安全確保に万全を期すことなどを求めました。

《2023年8月28日放送》

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