HYBE×Geffen 12カ国20人の練習生を初公開‼世界規模ガールグループに日本から3人挑戦

音楽業界の大手企業であるHYBEとGeffen Records(ゲフィン・レコード)は、8月29日(日本時間)に米ロサンゼルス・サンタモニカで、新グローバルガールグループプロジェクト「The Debut: Dream Academy」に関するプレスイベントを開催、世界の音楽業界にとって新たなマイルストーンとなるプロジェクトと、その背景を全世界のメディアに向けて説明した。

「The Debut: Dream Academy」は、HYBEと世界3大音楽会社の一つであるユニバーサルミュージックグループによるタッグから生まれたジョイントベンチャー「HYBE x Geffen Records」が主催する、グローバルガールグループオーディション番組。この唯一無二のジョイントベンチャーは、アーティストの発掘と音楽制作の専門知識を結集させ、これまでにない音楽グループを結成・開発・公開する初めての試みとなる。

本イベントには、米国や韓国、日本をはじめ、ヨーロッパ、中南米、東南アジアなどから180人余りの取材陣がオン・オフラインで参加、新プロジェクトに対する注目度の高さを証明した。

イベントにはHYBE議長のバン・シヒョクと、世界最大のポップス市場である米国でヒットメーカーと呼ばれるGeffen Records会長のジョン・ジャニックが登壇。2人は初めて公の場にそろって登場し、HYBE x Geffen Recordsのパートナーシップの歴史とビジョンについて語り、今回のガールグループ誕生が、世界規模の音楽業界にどのような影響を与えるか、という考えについて言及。

バン・シヒョクは「かなり前からK-POPの方法論に基づいて、さまざまな国と地域から集まった人材を育成し、K-POPスタイルのグローバルグループを結成したいと考えていた」と明かし「Geffen Recordsは、そのためのグローバルな力量を持ち合わせた、最適なパートナーだ」と紹介した。

ジャン・ジャニックもまた「アーティストが成長し、最高の能力が発揮できるようサポートしたことが、HYBEと私たちに共通した成功の要因」とし「HYBEとともに最高のグローバルガールグループを作ることを、エキサイティングに感じている」と明らかにした。

オーディションは9月2日から11月18日と12週間行われ、3つのミッションラウンドと、生放送「ライブフィナーレ」で構成される。練習生たちはラウンドごとにダンスやボーカル、チームワーク、コンセプトなど、与えられたミッションを遂行「グローバル視聴者投票」と「審査員評価」を総合した結果を基に、次のラウンドへの進出可否が決まる。最終デビューメンバーは、11月18日に生中継される「ライブフィナーレ」で決定・発表され、今後グローバルに活動していくガールグループのメンバーとして、晴れてデビューすることになる。

プレスイベントでは、「The Debut: Dream Academy」に参加する20人の練習生を初公開。2021年11月にオーディション発表後、さまざまな国と地域から12万通を超える応募があり、今回公開された20人は6000倍というし烈な競争を勝ち抜き、オーディション本選へ挑む。練習生は韓国、米国、日本、ブラジル、アルゼンチン、スイス、スウェーデン、スロバキア、ベラルーシ、オーストラリア、タイ、フィリピンなど、12の地域出身者がおり、年齢も14歳から21歳までと幅広い。

なお日本からはUA(ウア/15歳)、MEI(メイ/17歳)、HINARI(ヒナリ/14歳)の3人が練習生として公開され、HINARIが最年少参加者だ。

3回のミッションと評価、メンバー選抜の過程を追うコンテンツと最終デビューメンバーを選ぶ「ライブフィナーレ」は、日本ではABEMA、グローバルではYouTube、またWeverseを通じて視聴が可能。初回配信は、9月2日午前0時(日本時間)を予定している。

さらに2024年には、Netflixを通して今回のオーディション全過程を盛り込んだドキュメンタリーシリーズの配信を予定(タイトル未定)。このシリーズは、HYBEとGeffen Recordsによるユニークなトレーニングや、育成プログラムについてのインサイトを含め、世界的スターダムへの道のりが説得力を持って描かれるという。

監督は、エミー賞に4度ノミネートされNetflixドキュメンタリー『Becoming』で指揮を執った、受賞歴のある映画監督ナディア・ハルグレンが務め、HYBE、Interscope Films、Boardwalk Picturesが制作を担当する。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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