日本代表が「強豪国に劇的勝利した」5つのユニフォーム

日本代表は9月に欧州遠征を行い、9日にドイツ代表、12日にトルコ代表とそれぞれ対戦する。

ここでは、その日本代表が国内外の試合で強豪国に勝利した「6つの試合と5つのユニフォーム」をご紹介しよう。

2010 ホーム

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試合:日本代表 1-0 アルゼンチン代表

開催日:2010年10月8日(埼玉スタジアム2002)

アルベルト・ザッケローニ監督率いる日本代表が、1992年の初対戦から7度目のアルゼンチン戦で悲願の初勝利を挙げた試合。19分に岡崎慎司が決めたゴールで歴史的な白星を飾った。

着用ユニフォームはベスト16入りを果たした2010年南アフリカW杯や、優勝した2011年アジアカップで使用したホームキット。襟元の赤が“地蔵の前掛け”と揶揄されるも、比較的良い記憶の残るユニフォームである。

2012 アウェイ

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試合:フランス代表 0-1 日本代表

開催日:2012年10月12日(スタッド・ド・フランス)

2001年のトルシエジャパン時代に対戦し、0-5で大敗した記憶が残るスタッド・ド・フランス。それから11年後に同じ場所で見事に勝利した一戦だ。試合終了間際の88分に電光石火のカウンターから香川真司が決勝点をあげている。

白のアウェイユニフォームは2014年ブラジルW杯予選などで使用。前面に荒々しい毛筆タッチでブルーの八咫烏(ヤタガラス)を描く。

2014 ホーム

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試合:ベルギー代表 2-3 日本代表

開催日:2013年11月19日(ボードゥアン国王競技場)

ベルギーで行われた国際親善試合は日本代表が撃ち合いの末に勝利を収めた。

15分に先制点を奪われるも、その後日本は柿谷曜一朗、本田圭佑、岡崎慎司が立て続けに得点。相手の反撃を79分の1点のみに抑え、敵地で見事な勝利を飾っている。

オランダ、ベルギーと対戦したこのベルギー遠征で、円陣をテーマにデザインした2014年ブラジルW杯モデルが初登場。デビュー戦は11月16日のオランダ戦で、試合は2-2で引き分けている。

2018 ホーム

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試合:コロンビア代表 1-2 日本代表

開催日:2018年11月19日(モルドヴィア・アリーナ)

2018年ロシアW杯での一戦。2014年ブラジル大会で敗れた相手だけに嫌なイメージが残るなかでキックオフを迎える。だが試合は6分に香川真司がPKで先制し、73分に大迫勇也が追加点。相手の攻撃を1失点に抑えて前回大会の雪辱を晴らした。

当時のユニフォームは「勝色モデル」と呼ばれるもの。日本伝統の深く濃い藍色は、武将たちが戦いに挑む際に身にまとった「鎧下」に使われていたという。

シャツ全体を覆う点線は「刺し子柄」で、歴史を紡ぐ糸をイメージしている。

2022 ホーム

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試合:ドイツ代表 1-2 日本代表

開催日:2022年11月23日(ハリーファ国際スタジアム)

記憶に新しい2022年カタールW杯での熱き戦いだ。日本代表はループステージ初戦で優勝候補の一角ドイツと対戦。

33分にPKで先制点を献上するも、75分に堂安律が同点弾を、そして83分に浅野拓磨が逆転弾を叩き込む。試合はそのまま終了し、日本が劇的な逆転勝利を収めた。

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試合:日本代表 2-1 スペイン代表

開催日:2022年12月1日(ハリーファ国際スタジアム)

グループステージ2戦目を落とした日本だったが、スペインとの最終戦でまたも劇的な勝利を飾る。

試合開始早々の11分に先制点を奪われたが、後半開始直後の48分に堂安律が同点弾を決めると、その3分後に三笘薫の折り返しを田中碧が押し込み逆転に成功。

試合はそのまま2-1で終了し、日本が2大会連続で決勝トーナメント進出を決めた。逆転アシストの「三笘の1ミリ」も世界中で話題に。

カタールW杯での劇的勝利のユニフォームは現行の「ORIGAMI」モデル。2002年の日韓W杯決勝戦後に舞い上がった約270万羽の折り鶴にヒントを得たデザインで、世界各国のサッカーファンから好評を博した。

今や世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思い出すユニの数々は見るだけでも楽しいはず!

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