ブラジルの姉妹都市から京都・亀岡へ訪問団 病院や浄水場など視察

サトウ市長(左から3人目)らジャンヂーラ市からの訪問団=亀岡市余部町・ガレリアかめおか

 京都府亀岡市の姉妹都市ブラジル・ジャンヂーラ市から訪問団が訪れている。2015年以来で、9月3日までの日程で亀岡市民との交流や、市立病院などの視察をしている。

 ジャンヂーラ市と亀岡市は1985年に姉妹都市提携を結び、以来、数年おきに交流をしている。ジャンヂーラ市内には姉妹都市提携の際に建設されていた小学校が「亀岡学校」と命名されているほか、亀岡を宣教の中心地とする宗教法人大本の南米本部もある。

 訪問団を率いるエンリ・ハジメ・サトウ市長は両親が福島県出身で同市初の日系市長。27日はガレリアかめおか(余部町)で、市民交流イベントが開かれた。亀岡に暮らすブラジル人やかつてジャンヂーラへの訪問団に加わった亀岡市民らが参加。ジャンヂーラの紹介映像の観賞やオカリナ演奏などを楽しんだ。

 またジャンヂーラ市では、サトウ市長が公約した市立病院の建設中で、28、29日には亀岡市立病院の検査設備のほか、桜塚クリーンセンターや千代川浄水場などのインフラ設備も視察した。

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