距離を超える「窓」体感 盛岡、北上、東京結びトークセッション

盛岡会場と交流する北上会場の参加者

 東京のスタートアップ(新興企業)が手がけるオンライン通信デバイス「窓」をテーマにしたトークセッションは8月30日夜、盛岡市、北上市、東京都渋谷区を結んで開かれた。距離の制約を超えて、あたかも同じ空間にいるような感覚をもたらす最先端の技術を体感した。

 同市の「祭り法人射的」が企画。盛岡会場では、ソニー時代から開発に携わり昨年MUSVI(東京都品川区)を立ち上げた阪井祐介代表取締役が「リアルとバーチャルの対立構造がある中、そこを超えていける」と力説。窓を導入した医療用ガス製造供給・北良(北上市)の笠井健社長らと可能性を語り合った。

 「臨場感」と「気配」を重視した窓は、縦型の4Kディスプレーにカメラを配したシステムで等身大の相手と対面できる。空間の奥行きも感じられ、双方向のハンズフリー通話で臨場感も生み出す。

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