岩手県内8月の平均気温、全地点で最高 従来記録を大幅に上回る

 8月の平均気温は、盛岡27.9度など県内34観測地点全てで、観測史上最高となった。これまでの最高を大幅に上回る地点が多く、岩泉・小本は2010年より2.8度も高かった。盛岡は31日全てで真夏日となるなど、記録的な猛暑となった。

 各地の月平均気温は釜石と奥州・江刺28.5度、宮古27.2度、大船渡27.3度など。従来の記録を西和賀・沢内と釜石が2.4度、宮古が2.1度上回った。盛岡は最高だった10年より1.7度高かった。

 気象庁の「8月の天候」によると、本県を含む北日本を中心に暖気に覆われやすかった。台風6、7号の影響で南から暖気が流れ込みやすい状況にもなり、高温が続いた。北日本と東日本では1946年の統計開始以降、8月として1位の高温となった。

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