ヴィッセル神戸、元スペイン代表MFマタの獲得発表

ヴィッセル神戸のエンブレム

 サッカーJリーグ1部のヴィッセル神戸は3日、元スペイン代表MFフアン・マタ(35)が完全移籍で加入すると発表した。神戸は現在、首位横浜Mと勝ち点1差の2位。初のリーグ優勝に向けて勢いを加速させる働きが期待される。

 マタは母国のバレンシアのほか、イングランド・プレミアリーグのチェルシーなどで活躍し、マンチェスター・ユナイテッドでは神戸市垂水区出身の香川真司(34)=C大阪=ともプレーした。スペイン代表では2010年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場し、前神戸のMFアンドレス・イニエスタ(39)=エミレーツ・クラブ=とともに初優勝を味わった。

 マタは今夏、トルコ1部リーグのガラタサライを退団。神戸は2日にハンガリー代表MFバーリント・ベーチェイ(30)の獲得も発表しており、左膝に大けがを負ったMF斉藤未月(24)の離脱以降、矢継ぎ早に補強を進めた。

 両選手は3日午後3時からノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で加入会見に臨む。神戸の千布勇気社長と永井秀樹スポーツダイレクターが同席し、会見の様子は神戸の公式ユーチューブチャンネルで配信する。(有島弘記)

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