サッカーJリーグ1部、ヴィッセル神戸への加入が決まった元スペイン代表MFフアン・マタ(35)とハンガリー代表MFバーリント・ベーチェイ(30)が3日、神戸市兵庫区のノエビアスタジアム神戸で入団会見に臨んだ。マタは「旧友のイニエスタ、ビジャが(神戸で)活躍してきた。今年の目標のリーグタイトルに向けて貢献したい」と決意を口にした。
技巧派のマタは母国スペインのほか欧州2カ国のトップチームでプレーし、イングランド・プレミアリーグのチェルシー時代には最多アシストの個人タイトルを獲得。欧州チャンピオンズリーグ制覇にも貢献した。強豪のマンチェスター・ユナイテッドでも主軸として活躍を続けた。
ベーチェイは185センチ、80キロの大型MFで、守備的な役回りをこなす。欧州リーグで21試合に出場するなど大舞台の経験も貴重だ。
神戸は今季残り9試合。攻守にチームを支えたMF斉藤未月(24)が左膝の大けがで長期離脱し、中盤が手薄になっていた。この日のホーム京都戦(午後7時開始、ノエビアスタジアム神戸)で引き分け以上の結果を残せば、首位に再浮上する好位置につける。初のリーグ優勝に向けて2人の活躍は欠かせない。(有島弘記)