神戸が3試合ぶり白星、リーグ首位に再浮上 パトリッキ逆転弾、ホームで京都に勝利

神戸-京都 後半、勝ち越しゴールを決めた神戸のジェアンパトリッキ(中央左)に駆け寄る大迫、山口(撮影・風斗雅博)

 明治安田J1リーグ第26節最終日の3日、ヴィッセル神戸は本拠地のノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で京都サンガF.C.と対戦し、2-1で逆転勝ちした。3試合ぶりの白星で勝ち点を52に伸ばし、横浜Mを上回って首位に再浮上した。

 立ち上がりは悪かった。前半6分、相手ゴールキックをDF初瀬がクリアミス。拾った京都のFW原のシュートがDFに当たってコースが変わる不運もあり、8月30日の天皇杯準々決勝を含め4試合連続で先制を許した。

 だが、すぐに反撃に出る。前半18分、MF汰木の右クロスのこぼれ球にMF川崎が反応し、左足でゴール左上へ。自身のJ1初得点で試合を振り出しに戻した。

 リズムを取り戻した神戸は主導権を握り、後半7分、ついに勝ち越す。途中投入のFWジェアンパトリッキが縦フィードに抜け出すと、相手DFと競り合いながらシュートを決めた。

 再び首位に躍り出た神戸。ハーフタイムには、新加入の元スペイン代表MFフアン・マタ(35)とハンガリー代表MFバーリント・ベーチェイ(30)がピッチに登場し、サポーターに顔見せを行った。

 次節は16日。敵地で7位サンフレッチェ広島と対戦し、首位固めを図る。

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