稚児行列、東へ西へ 金沢別院間練る

きらびやかな衣装で別院通りを練り歩く子どもたち=金沢市安江町

  ●合同法要日程終了

 浄土真宗東西合同法要の協賛行事「稚児行列」が3日、金沢市内で行われた。きらびやかな衣装を身にまとった子ども250人が東西両別院間を練り歩いて、両宗派の交流を印象づけた。親鸞聖人(しんらんしょうにん)御誕生850年と立教開宗800年、北國新聞創刊130年に合わせて25年ぶりに実施された合同法要は、全日程を終了した。

 参加者は、真宗大谷派金沢別院(東別院、金沢市安江町)を出発して浄土真宗本願寺派金沢別院(西別院、同市笠市町)へ向かう組と、西別院から東別院に向かう組に分かれ、別院通りを中心に約800メートルを歩いた。

 晴れ渡った空の下、水色の着物と赤地の「金襴(きんらん)」、紫色の袴を着た子どもたちは、晴れがましい笑顔を見せた。参加者は出発前と到着後、両別院の本堂で営まれた法要に出席した。

 合同法要は、浄土真宗東西両派の石川県内組織と北國新聞社でつくる実行委員会が主催した。

© 株式会社北國新聞社