地域猫推進へ NPOハッピーりぼん 長崎・壱岐市で説明会

TNRの手術前後の注意点など説明するハッピーりぼんの田崎代表理事=壱岐市、那賀事務所

 壱岐市の野良猫を捕獲、不妊・去勢手術して地域に戻すTNR活動を目的にクラウドファンディング(CF)を行い、希望者を募集していた大村市のNPO法人ハッピーりぼん(田崎直美代表理事)が8月27日、壱岐市芦辺町の那賀事務所で説明会を開いた。
 応募者約20人と市内で動物保護活動をする団体メンバーら12人などが参加。11月3~5日に約160匹を手術予定で、TNRと通常の不妊・去勢手術の違いや注意事項などを説明し、理解を求めた。
 田崎代表理事は「壱岐市で初めての試みだが、みなさんの関心の高さを感じている。今後、壱岐の地域猫に対する考え方が広まればと考える」と話した。
 「壱岐島わんにゃんお守り隊299」(松嶋純子会長)などがボランティア参加するが、限られた時間内で多くの猫を手術するのにまだまだ人手が足りていないとして引き続きボランティアを募集している。

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