地元の野菜使ったピザ、イタリアの窯でさらにおいしく♪ 神戸・北区 野菜直売所も併設

イタリア製の窯で焼き上げたピザ=神戸市北区長尾町

■フードロス削減へ総菜、調味料に加工

 地産地消とフードロスの削減に取り組むピザ店が神戸市北区長尾町にある。兵庫県三田市などの近隣の農家から仕入れた新鮮な野菜を使った料理を提供。野菜直売所も併設し、余った野菜を総菜や自家製調味料に加工して販売している。(土井秀人)

 店名は「ROCK VALLEY(ロック・バレー)」で、直売所は「M’s market(エムズ・マーケット)」。経営する増田翔吾さん(35)は三田市出身・在住で、クレープ店など2店を三田市内で経営している。

 増田さんは兼業農家で育ち、小さな頃から野菜が身近にあった。また、義父は三田で専業農家をしており、義父が野菜の倉庫や販売所として使っていた建物を改装し、今年3月にピザ店を出店した。

 ピザを焼く窯はイタリアから直輸入した。生地は独自の配合で委託したパン店で作ってもらい、もちもちとした食感となっている。野菜は3軒の農家から仕入れており、旬の味が楽しめる。ランチの中心価格帯は2千~2500円で、日替わりの前菜とスープ、サラダ、ドリンクが付く。

 併設の直売所では野菜や総菜のほか、丹波焼も販売している。増田さんは「新鮮な野菜をお客さんに楽しんでもらい、捨てる野菜をできるだけなくしたい」と話している。

 月曜休み。ランチ午前11時~午後3時、ディナー午後5~9時(ディナーは火、水曜休み)。同店TEL070.9074.2480

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