「ささいな情報でも寄せてほしい」スーパーで従業員が殺害され金庫が奪われた事件から23年 未解決のまま…県警が情報提供を呼びかけ

広島市佐伯区のスーパーで従業員が殺害され金庫が奪われた事件は未解決のままきのうで発生から23年を迎えました。警察は情報提供を呼び掛けています。

この事件は2000年9月3日、広島市佐伯区五日市中央にあった「マルショク五日市店」で、従業員の新谷進さん(当時36歳)が何者かに刃物で刺されて殺害され、店の手提げ金庫が奪われたものです。

警察はきょう、JR五日市駅で、犯人が身に着けていたとみられるズボンや運動靴などが掲載されたチラシを配り情報提供を呼びかけました。警察は、のべ16万3000人あまりの捜査員を動員しましたが、事件解決には至っていません。

捜査本部には、これまでに200件の情報が寄せられていますが、去年は2件、ことしはまだ寄せられていないといいます。

佐伯警察署 岡本美彦 署長
「23年の時が経って新たな捜査手法や鑑定技法もある。きっと犯人に手が届く、もう一歩で手が届く、という信念を持って捜査を継続している。捜査を継続するためには、情報提供や協力が肝心だと考えている。ささいな情報でも、ぜひ寄せて欲しい」

情報提供は、広島県警佐伯署捜査本部(082-922-0110)まで。

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