中山町議選、定数10に11人出馬か 告示まで1週間

中山町役場(資料写真)

 任期満了に伴う中山町議選は、12日の告示(17日投開票)まで1週間となった。定数10に対し、現職9、新人2の計11人が立候補を予定し、選挙戦になる公選が大きい。(文中敬称略)

 2期目の佐竹英規が勇退を表明した。

 地区別では中心部の長崎(約6800票)で現職6人、新人1人が出馬の構え。9期目を狙う達磨寺のベテラン須貝、文新田の斎藤はともに地元を中心にまとめていき、県議も務めた上町の国民村山は知名度などを生かして支持拡大を目指す。元町の渡辺博は他地区にも攻め込む戦略を描く。梅ケ枝町は多田が積極的に交流サイト(SNS)を活用してアピールしたい考えで、共産木村は組織票に上積みを狙う。元町の新人渡辺史が新たに出馬の意思を固めた。子育て世代などに支持を訴えていく。

 豊田(約2400票)は現職3人、新人1人が準備を進める。現職のうち、前回トップ当選した金沢の鈴木は地盤を固め、柳沢の議長鎌上はPTA会長時代の人脈も生かし、土橋の副議長佐東は町内全域をくまなく回る方針。新人は前町商工会事務局長で、岡の田宮。地元を中心に浸透を目指す。

 9月1日現在の有権者数は9267人(男4507人、女4760人)。

【立候補予定者】(敬称略、定数10―11)

須貝 勝司 76 農  業 無現 (8)

鈴木 徹雄 73 農  業 無現 (6)

斎藤 真一 73 農  業 無現 (4)

鎌上  徹 62 会社役員 無現 (3)

村山  隆 63 飲食店経営 国現 (2)

渡辺 博文 60 ファイナンシャルプランナー 無現 (2)

佐東 幸治 59 会社役員 無現 (2)

多田 慎二 40 自営業 無現 (1)

木村 幸広 61 町  議 共現 (1)

田宮 昌幸 65 団体職員 無新 

渡辺  史 45 自営業 無新 

(カッコ数字は当選回数)

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