患者思う看護師へ決意 山形大、スチューデントナース認定

看護の道を目指す決意を新たにしたスチューデントナースの認定証授与式=山形市・山形大医学部

 山形大医学部(上野義之学部長)が独自に導入している「スチューデントナース」の認定証授与式が4日、山形市の同学部で行われ、臨床実習に取り組む学生が看護の道を目指す決意を新たにした。

 上野学部長や土谷順彦(のりひこ)付属病院長らが「自分の目で見て体験したことを大切にしてほしい」と激励。上野学部長が学生代表の添田結月(ゆづき)さん(20)に認定証とネームプレートを手渡した。熊沢舞花(まなか)さん(21)は「患者一人一人の健康や幸せのために何ができるか考えられる看護師になりたい」と意気込みを語った。

 スチューデントナースは臨床看護実習の資格判定に合格した学生に授与される称号で、看護行為に関する知識、技量を大学が保証する。2010年度から全国に先駆けて実施している。本年度は看護学科の3年生60人が認定を受け、近く県内の各医療機関などで実習をスタートさせる。

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