「暑い中、耐えていたと思うとかわいそうで」通園バス園児置き去り死事件から1年 献花台には死を悼む人の姿も=静岡・牧之原市

静岡県牧之原市の認定こども園で、園児が通園バスの中に置き去りにされ死亡した事件から、2023年9月5日で1年です。事件現場付近の献花台には、多くの人が訪れ、園児の死を悼みました。

【写真を見る】「暑い中、耐えていたと思うとかわいそうで」通園バス園児置き去り死事件から1年 献花台には死を悼む人の姿も=静岡・牧之原市

この事件は2022年9月、牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で河本千奈ちゃん・当時3歳が約5時間、通園バスの中に置き去りにされ、熱中症で死亡したものです。

事件の発生から、2023年9月5日で1年となり、現場付近の献花台には多くの人が訪れ、千奈ちゃんの死を悼み、手を合わせていました。

<献花台を訪れた人>
「小さい子がずっと暑い中、耐えていたと思うととってもかわいそうで(献花に来た)」

川崎幼稚園をめぐっては、事件当初、増田立義元理事長が「廃園に致します」と、千奈ちゃんの父親と念書を交わしていましたが、現在も、110人の園児が在籍していて、運営する榛原学園は、今後も希望者がいる限り、園を“継続”していく方針を示しています。

© 静岡放送株式会社