平和大通り 樹木約1800本を再点検へ 広島市

平和大通りでの相次ぐ倒木をうけ、樹木約1800本が再点検されることになりました。

中区の平和大通りでは3月、高さ約16mのクヌギの木が倒れたため、広島市が1825本の樹木を緊急点検し、回復の見込めない31本を伐採しましたが先月28日、約7mのトチノキが根元から1.3mほどで折れ倒れました。

相次ぐ倒木をうけ市は3月に点検した全ての樹木について、8日から再び点検することを明らかにしました。

前回の点検では木の傾きや根本付近の腐食に重点を置きましたが、再点検では幹内部の腐食やシロアリによる食害など樹木全体を確認するということです。

松井一実市長「枝葉の茂り方や幹肌の状況などを見る。樹木全体をもう一度よくチェックする観点に立つ」

また、市は広島駅前に移転する中央図書館などの整備費用として、エールエールA館のフロア取得にかかる23億円あまりを盛り込んだ補正予算案を発表しました。来年度の支出を約束する債務負担行為での計上と合わせるとおよそ72億円になり、土地の公示価格や人件費の上昇などをうけ基本計画で見込んでいた約65億円から増額となっています。

9月の補正予算案は37億4千万円あまりで、15日に開会する広島市議会で審議されます。

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