基本計画から7か月で約7億円増額 中央図書館移転のための不動産取得費用 広島市

広島市の中央図書館などの移転整備にかかる費用が、基本計画で示した概算をおよそ7億円上回ることが明らかになりました。

きょう発表された補正予算案は、一般会計で37億4600万円です。
このうち中央図書館などの移転整備にかかる費用として23億200万円を計上しました。さらに48億9200万円を来年度の支出枠を確保する債務負担行為として計上します。

これらは設備費用を含まない不動産取得費用で、今年1月に公表した基本計画で、概算として示された65億円をおよそ7億円上回ることになります。

広島市 松井一実 市長
「前回の金額は広島駅南口開発が、自分たちの提供するスペースについてざっくり計算してそれをこちらに届けて、それをベースにお示ししたもの」

値上がりの理由としては、土地価格と建物単価が上昇したほか、概算の算出と今回の不動産鑑定士による算定では、計算方法が異なるということです。

補正予算案は15日に開会する広島市議会9月定例会に提案されます。

© 株式会社中国放送