代理人へのけん制? それとも…ナポリ、人気銘柄“クヴァラドーナ”との契約延長交渉を完全否定「“でたらめ”だ」

写真:ビッグクラブからの注目を集めるナポリのクヴァラツヘリア

ナポリは、同クラブに所属するジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアとの契約延長交渉を行っていないことをクラブ公式X(旧ツイッター)で発表した。

現在22歳のクヴァラツヘリアは、2022年7月にナポリと5年契約を締結。当時は無名の存在だったが、独特のドリブルリズムで相手守備網を破るプレースタイルで、一気にチームの中心選手となった。ナポリのレジェンドであるディエゴ・マラドーナ氏にちなんで“クヴァラドーナ”という異名が付けられるほど、クヴァラツヘリアの活躍はセンセーショナルなものだった。

最終的に、昨季はリーグ戦34試合に出場して12ゴール13アシストを記録し、33年ぶりのスクデット獲得に大きく貢献。リーグ最優秀選手にも選ばれたクヴァラツヘリアには、当然ビッグクラブから多くの関心が寄せられることになった。そんななか、ナポリはクラブ公式Xで異例とも言える発表を行った。一部メディアで報道されていたクヴァラツヘリアとの契約延長交渉(現行契約は2027年6月30日まで)の可能性を否定したのだ。

「一部のメディアが、選手の代理人を唯一の情報源としてクヴァラツヘリアの契約延長交渉が進行中であると伝え続けているが、これは“でたらめ”だ」

「ナポリの誰も(契約期間があと4年も残っている)選手との契約更新の可能性について話してなどいない。(スポーティングディレクターの)マウロ・メルソ、(スカウトの)マウリツィオ・ミケーリ、(会長の)アウレリオ・デ・ラウレンティス、(ディレクターの)アンドレア・キアヴェッリらは、誰もそのようなことを話してはいない」

ナポリの声明発表の真意は今のところ不明だが、契約延長交渉の話をメディアに流した代理人に対するけん制という見方もある。

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