リニア工事の残土置き場は大井川上流部「燕沢」が適地 JR東海社長が改めて見解示す

リニア中央新幹線のトンネル工事で発生する土の置き場について、JR東海の丹羽俊介社長は9月7日の定例記者会見で、現在計画中の大井川上流部「燕沢(つばくろさわ)」が適地であるとの考えを改めて示しました。

発生土置き場をめぐっては、8月3日に開かれた静岡県の有識者会議専門部会で、「適地が他にないか検討すべき」との意見が挙がっていました。専門部会の意見への見解を問われた丹羽社長は「候補地は2013年から示している」と説明。「燕沢選定の経緯や、設計施工の安全性能、洪水を想定したシミュレーション結果などから、適地と考えている」と強調しました。

静岡県に対して丹羽社長は「どこでどのような被害が出ることをリスクとされているのか、具体的に伺いたい」としたうえで、引き続き安全性について説明していく意向を示しました。

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