「意図的であれば許されることではない」ビッグモーター店舗前で“除草剤”検出 今週中に被害届提出へ=静岡県

「ビッグモーター」の店舗の前の街路樹が枯れるなどした問題をめぐる動きです。静岡県が行った静岡県富士市の店舗前の土壌検査で除草剤の成分が検出されたことを受け、川勝平太知事は9月5日、今週中に警察に被害届を提出すると明らかにしました。

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<静岡県 川勝平太知事>
「街路樹を意図的に枯らす行為であったとすれば許されることではないという認識です」

ビッグモーター富士店(静岡県富士市)で、店舗前にあったはずのツツジなどがなくなっていた問題では、2020年12月の時点で低木が確認されましたが、9か月後にはなくなっていたことが分かりました。

県は8月2日に土壌調査を行い、対象の4か所すべてから除草剤に使われる成分の「グリホサート」と「ブロマシル」が検出されたことが分かりました。

<静岡県 川勝平太知事>
「被害届をまとめ、今週中に(警察に)書類を届ける。県が設置したので今回は施工を確実に復旧し、復旧費用と土壌調査費用を請求する」

県は今週中に警察に被害届を提出し、因果関係が判明したら復旧や調査の費用を請求する方針です。

ビッグモーターをめぐっては、5日、東京都が警視庁に被害届を提出していて、今後、警視庁が器物損壊の疑いを視野に捜査を行う方針です。

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