大規模火災から丸20年となったことを受け、那須塩原市上中野のブリヂストン栃木工場で8日、防災訓練が行われ、那須地区消防本部や工場の従業員ら約1千人が緊急時の対応などを確認した。
同社グループは火災が発生した9月8日を「防災の日」とし、火災の翌年から国内14工場を含む全事業所で一斉に訓練を行っている。栃木工場では同日、停電時を想定し、火災発生を防ぐための機械への注水訓練などを実施した。
越智正典(おちまさのり)工場長(53)は「20年前の火災発生後に入社した従業員のため、防災に取り組む目的を伝えながら経験を継承していきたい」と再発防止を誓った。