24年度県立高全日制募集見込み1万1075人 前年度比400人減

 栃木県教委は8日、2024年度の県立高と特別支援学校の募集定員見込みを発表した。県立高全日制の定員総数は前年比400人減の1万1075人となった。宇都宮清陵など計10校で1学級ずつ減らす。

 県教委によると、24年3月の県内中学校卒業見込み者数は前年比378人減の1万7052人。減少幅を考慮し、県立高の募集定員を設定した。

 宇都宮清陵、鹿沼東、小山、足利清風の4校は普通科、佐野松桜、高根沢は商業科で各1学級減らす。24年度からの第3期県立高校再編計画案で益子芳星、馬頭、黒羽、那須は小規模特例校の対象となっているため、それぞれ普通科で減らす。

 定時制の定員総数は560人、特別支援学校高等部と高等部専攻科の募集定員は506人で、ともに前年と変わらない。県立盲学校と聾(ろう)学校の幼稚部は若干名を募集する。

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