木から列車のおもちゃできた 京都・亀岡で地元産木材使いワークショップ

端材を自由に組み合わせ列車を作る子ども(亀岡市役所開かれたアトリエ)

 地元産木材の端材で列車のおもちゃを作るワークショップがこのほど、京都府亀岡市役所開かれたアトリエであった。幼児や小学生約40人が多様な形の木材を接着剤でくっつけ、思い思いの列車を作った。

 かめおか霧の芸術祭実行委員会が、木の魅力を子どもたちに伝えようと初めて企画。市内の木工作家が木製玩具を制作した際に出る端材などを活用した。

 参加者は、幾何学模様に切り抜かれたスギやブナの板や樹皮付きの枝を自由な発想で組み立て、絵の具やクレヨンで色を塗った。三角形の端材を翼に見立てたり、バッタやカブトムシを連想させる独創的な形状に仕上げたりする子もいた。

 父と参加した同市の男児(5)は「空を飛ぶ列車を作った。かっこいい」と笑顔だった。

 作品は29日までアトリエに展示される。午前9時~午後5時(最終日は午後3時)。入場無料。

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