「大昔の地球の様子を想像できた」 京都・京丹後で化石に触れる体験教室

琥珀の表面を磨く子どもたち(京丹後市網野町掛津・琴引浜ネイチャークラブハウス)

 夏休み中の小中学生が化石に触れる体験教室がこのほど、京都府京丹後市網野町掛津の琴引浜ネイチャークラブハウスで開かれた。子どもたちがアンモナイトの化石や琥珀(こはく)を磨き上げ、アクセサリーを作った。

 琴引浜鳴き砂文化館と同クラブハウス主宰の安松貞夫さん(76)が企画し、2日間で延べ26人が参加した。初日は海外で出土したアンモナイトの化石、2日目は樹液が化石になった約100万年前の琥珀に触れた。

 小中学生らは、安松さんと妻の美佐子さん(77)から地球の成り立ちや恐竜が生きていた時代について説明を聞いた後、琥珀の表面をサンドペーパーで丁寧に磨き、ペンダントに仕上げた。琥珀の中に閉じ込められた小さな虫の化石を見つけて喜ぶ中学生もいた。

 丹後小5年の男児(10)は「大昔の地球の様子を想像できて楽しかった」と話した。

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