「日本一の芋煮会」楽しみ 200人、サトイモ収穫

日本一の芋煮会フェスティバルに向け、実行委員の家族や高校生ボランティアなどが参加したサトイモの収穫作業=山形市

 山形市の馬見ケ崎川河川敷で17日に開かれる「日本一の芋煮会フェスティバル」で使用するサトイモの収穫作業が9日、市総合スポーツセンター西側の畑で行われた。

 実行委員会の山形商工会議所青年部のメンバーと家族、地元の中高生ボランティアなど計約200人が参加した。今年5月、30アールの畑に植えたサトイモは約6千株。じりじりと照りつける太陽の下、参加者は鈴なりとなった子芋や孫芋を取った。山形商業高産業調査部の2年佐藤悠衣さん(17)は「作業は大変だが、やってみると楽しい。芋煮会をしたことがないので、当日も食べに行きたい」と話した。

 フェスティバルでは直径6.5メートルの大鍋で調理した芋煮3万食を提供する。サトイモは、猛暑による水不足で一部生育不良が見られるが、県内の生産者から調達する分を加えて3.2トンを用意する。大場康平実行委員長は「万全の態勢で臨み、山形のソウルフードの魅力を存分に発信する」と意気込んだ。

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