昭和レトロな「ボンネットバス」で城下町ぐるり…福井県大野市の観光バス業、2007年式を導入

大野観光自動車が導入したボンネットバス=福井県の大野市役所

 昭和レトロ風なバスで城下町巡ろう-。福井県大野市の観光バス業、大野観光自動車は、昔懐かしいボンネットバスを導入した。9月9日から土日祝日に市のまちなか循環バスのルートを走るほか、イベントの送迎バスとして活用する。

 来春の北陸新幹線県内開業や2026年春の中部縦貫自動車道県内全線開通を控え、大野市の観光客増などを期待し1台導入した。

 バスは2007年式の25人乗りで車体の色はつや消しの緑と黄色。社名などを書いた字体は「城下町の風情が残る大野のまちなみとマッチするようレトロをイメージした」と同社。車内には同社がかつて所有していたボンネットバスの写真が掲載されている。

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 土日祝日に一日4便(運賃100円)運行。各種イベントの無料シャトルバスとしても利用する。同社の長谷川敦俊社長は「このバスで昔を懐かしんでもらい、車内で思い出話に花を咲かせてほしい」としている。古い写真の提供も受け付けている。問い合わせは同社=電話0779-66-2552。

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