現役時代にチェルシーで活躍した元ナイジェリア代表MFジョン・オビ・ミケル氏が、古巣の現状についてコメントした。
現在36歳のミケル氏は、2006年にチェルシーへと加入。同クラブでプレミアリーグやUEFAチャンピオンズリーグ、FAカップなどを制し、タイトルに彩られたキャリアを歩んだ。2017年には、約11年間在籍したチェルシーを退団。2022年に現役引退を発表している。
昨季、チェルシーは12位でシーズンを終えるなど低迷。2022年5月にロサンゼルス・ドジャースの共同オーナーであるトッド・ベーリー氏らの共同事業体によって買収され、大金を投じて積極的な戦力補強を行ったものの、ふたを開けてみれば二度の監督交代に踏み切らざるを得ないありさまだった。今季も、4試合を終えて1勝1分け2敗の12位とスタートダッシュに失敗している。
9日、チェルシーの本拠地『スタンフォード・ブリッジ』で行われたチェルシー・レジェンド vs バイエルン・レジェンド戦に参加したミケル氏は、イギリスのテレビ番組『ヘイターズTV』のインタビューに応じ、冗談を交えながら次のように答えた。
「クラブは私たち(チェルシー・レジェンドのメンバー)を呼び戻さなければいけないね!」
「今の選手たちは大丈夫。きっと大丈夫だ。私たちは彼らに時間を与える必要があるよ。優秀で素晴らしい若い選手がたくさんいるからね」
「彼らがトレーニングに励み、チームとして団結するための時間を確保できるようにする必要があると思うよ。それができれば、また競争の舞台に戻ることができる。しかし、それには少し時間がかかるかもしれないね」
現在でも数多くのファンに親しまれている“ブルーズのレジェンド”は、古巣の選手たちに厚い信頼を寄せているようだ。