サウジの“爆買い”に対しロドリがコメント。「何らかの方法でコントロールしなくてはいけない」

写真:移籍市場でのサウジの爆買いを受け、自身の見解を明かしたしたロドリ

今夏の移籍市場において、世界に強烈なインパクトを残したサウジ・プロフェッショナルリーグ。ヨーロッパ主要リーグの第一線で活躍する選手を潤沢な資金で次々に買いあさり、瞬く間にその存在を世界に知らしめた。

ユーロ2024予選のジョージアとの一戦を前に記者会見に出席したスペイン代表ロドリは、記者から今夏の移籍市場について意見を求められ次のようにコメントした。

「分析するのがとても難しいテーマだ。この状況にヨーロッパのサッカー界は混乱している。サウジアラビアへ移籍することは最終的には個人の判断であり、あれだけの金額のオファーを受ければ移籍を決断するのも理解はできる」

ロドリはサウジ行きを決断した選手への理解を示した一方で、若い才能の流出に対しては苦言を呈した。

「何らかの方法で、才能ある選手たちがサウジへ移籍してしまうことをコントロールしなくてはならない。ベテランになってからヨーロッパを離れるという考えがあったと思うが、今では自分の年齢やそれよりも若い選手たちがサウジ行きを決断している」

ロドリの所属するマンチェスター・シティからも、この夏にアイメリク・ラポルトとリヤド・マフレズがサウジアラビアに新天地を求めたが、来年以降もこの流れは続いていくのだろうか。

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