夢中でマス追いかけ満面の笑み 益子でつかみ取り体験会 120人が参加

ずぶぬれになりながらマスを捕まえる子どもたち

 【益子】県鬼怒川漁業協同組合益子支部は9日、益子の町民センタープールでマスのつかみ取り体験会を開き、4歳~小学6年の町内の子どもたち120人が夢中で魚を追いかけた。

 年齢ごとに時間を区切って行い、計約600匹のマスが放たれた。子どもたちは水着や、つかんだ時に滑らないように手袋を着用し、全身びしょぬれになりながらマスを追いかけた。動きの速さに苦戦しながら捕まえては掲げて家族に見せ、慎重に1人5匹ずつバケツに運んだ。

 益子小3年高秀一翔(たかひでいと)君(9)は妹の1年澪央(みお)さん(7)と2年連続で参加し「魚がヌルヌルしているのと去年より水が深くて難しい。壁に追い込んで手で一気にどーんと押さえるのがポイント」と満面の笑みだった。

 体験会は、生きた魚に触れて地元の小貝川や身近な自然環境に関心を持ってもらおうという企画で、今回が4回目。

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