鈴木俊一氏「今まで以上に気引き締める」 財務相留任内定で決意

鈴木俊一財務相

 【東京支社】留任が内定した鈴木俊一財務相(衆院岩手2区)は12日、岩手日報社の取材に「少子化対策や防衛費増額の財源確保に努める一方、財政健全化も両立しなければならない。今まで以上に気を引き締めて職務を遂行したい」と決意を示した。

 鈴木氏は同日午前の閣議後記者会見で、中古車販売大手による自動車保険の保険金不正請求問題について今後の対応方針を説明。その後は省内で職務をこなし、同日夕に岸田文雄首相から財務相続投を要請する電話を受けた。

 鈴木氏は環境相、五輪相、党総務会長などを歴任。2021年10月、第1次岸田内閣で財務相に就任。同年11月に発足した第2次岸田内閣で財務相に再任された。22年8月発足の第2次岸田改造内閣でも引き続き財務相を務めた。

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