オリジナル料理、出来栄えに自信 山形学院高コンテスト

生徒30人が、地元産食材を使ったオリジナル料理の出来栄えや発想力を競った=山形市・山形学院高

 山形学院高(佐藤圭一校長)調理科の料理コンテスト「佐利(さり)杯」が6日、山形市の同校で開かれ、生徒30人がオリジナルメニューを作り、出来栄えや独創性を競った。

 1年生は子どものための弁当、2年生は肉料理、3年生は魚介料理をテーマに、地元産の食材をできる限り使うことや、材料費を一定額に抑えるなどの条件に従ってレシピを考案した。書類選考を通過した各学年10人ずつが、この日の本審査に臨んだ。

 生徒は60分の制限時間内に、ニジサクラのサーモンピンクが映える前菜や、さくらんぼ鶏のローストなどの調理に挑み、日頃の学習の成果を発揮した。教員が手際の良さなどを審査する中、付け合わせやソースにもこだわりを見せながら、彩り豊かに仕上げた。

 河北町産のイタリア野菜を使って、マダイの松笠焼きを作った3年軽部向さん(17)は「うろこがしっかりと立つよう、揚げる温度やタイのサイズを試行錯誤した。100%の出来栄え」と満足げに話した。

 調理科の創設に尽力した元理事長・故佐藤利吉さんの思いを受け継ごうと開催し、14回目となった。

日頃の授業で身に付けた知識や技術を生かして作った料理

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