街なかメタベース便り・タクシー運転手らVR体験 観光地案内、役割を実感

VRを体感するタクシー運転手ら=山形市・街なかメタベース

 県内のタクシー運転手らが12日、山形新聞のデジタル発信拠点「街なかメタベース」(山形市・山形グランドホテル)を訪れ、県内各地の観光地を紹介している360度映像の仮想現実(VR)を体験し、各地域の魅力を再確認した。

 現場で旅行者を迎えるタクシー運転手を「山形おもてなしドライバー」として認定するための研修の一環で、同ドライバー検定協議会が主催し、7人が参加した。VR映像は11カ所を体験でき、参加者は専用のヘッドセットを着用すると、蔵王などの観光地の映像を見て臨場感を味わった。

 東雲観光グループ(大石田町)のドライバー・鈴木ともさん(33)は「VRを見た人が、実際にその場所に行く時に案内するのが私たちの役割だと実感した」と話していた。

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