商船三井テクノトレード、水素とバイオディーゼルを活用したハイブリッド旅客船 「HANARIA」を進水

「HANARIA」という船名には、華々しく歌曲を奏でるような優雅さを持って次世代燃料旅客船として活躍してほしいという願いが込められているという。

HANARIAは、水素燃料電池、リチウムイオンバッテリー、及びバイオディーゼル燃料から動作モードを選択し航行できる世界的に例のないシステムの導入により、旧来の化石燃料と比較して二酸化炭素排出量の53~100%削減を実現する。

また、内航特殊船の船型開発に定評のある本瓦造船及び関係各社の知見を結集して造られたHANARIAは、旅客船としての安全性・信頼性を確保するため2基2軸とし、軸系のトラブルに対する冗長性を確保してる。さらに、2基の操舵装置とバウ・スタンスラスタ―を装備することにより、航海時・出入港時の操作性を向上させた設計だ。

HANARIAは2024年3月に竣工、同年4月より福岡県で営業開始予定とする。

HANARIA概要

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