中盤の“二枚看板”喪失は回避か…“重傷説”も噂されたバルセロナMFギュンドアン、自ら車を運転して練習場へ

写真:移籍初年度ながら、バルセロナの中盤に欠かせない存在となっているギュンドアン

現地時間9月12日に行われた国際親善試合のフランス代表戦で腰を負傷していたバルセロナ所属のドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンの状態に注目が集まっている。

フランス代表戦にキャプテンとして先発したギュンドアンは、25分に空中戦の競り合いの末に背中から地面に落下しプレー続行不可能に。ピッチを去る際には腰のあたりを手で押さえていたものの、スタッフなどの支えを借りることなく自力で歩いていた。

しかし、その後に各メディアやジャーナリストからさまざまな情報が発信され、一部ではギュンドアンが重傷を負ったのではないかという情報も出回った。なお、ギュンドアンはドルトムントに所属していた2013-14シーズンに背中を負傷し、14カ月の離脱を余儀なくされた過去がある。

負傷状況が心配されるなか、スペインメディア『SPORT』は代表活動を終えてバルセロナに戻ってきたギュンドアンの様子を捉えた動画を公式X(旧ツイッター)にアップ。自ら車を運転してトレーニング場『シウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペール』に現れたギュンドアンは、笑顔でファンに手を振っていた。

また、スペイン人記者のフェルナンド・ポロ氏によると、ドイツサッカー連盟(DFB)はギュンドアンの状態についてバルセロナに対し「単なる打撲である可能性が高い」と伝えていた模様。同氏は「快適にプレーできるかどうかを確認する必要があるだろう。現実的な復帰目標は(ウルグアイ代表DFロナルド・)アラウホと同様、19日に行われるUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節のアントワープ戦になる」とし、16日に控えるラ・リーガ第5節のベティス戦ではギュンドアンの起用が見送られるという見解を示した。

現在、バルセロナはスペイン代表MFペドリも負傷離脱中。仮にギュンドアンが長期離脱となれば、バルセロナはクオリティを担保できる中盤の“二枚看板”を失うことになる。ギュンドアンは近々再検査を受ける予定だが、バルセロナは状況を楽観視している模様。クラブ関係者の多くは、移籍初年度ながらすでに中盤の重要なピースとなっているギュンドアンの軽傷を願っていることだろう。

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