中学生がハザードマップ手作り 防災への理解深める 広島・福山東ライオンズクラブが福山の中学校で授業

中学生が自分用のハザードマップを手作りして、防災への理解を深める授業が広島県福山市の中学校で行われました。

福山東ライオンズクラブが初めて企画した授業には、城北中学校の全校生徒約680人が参加しました。3年1組の教室を拠点にそれぞれのクラスをオンラインでつないで、災害復旧に当たる自衛隊員らが講師を務めました。

自衛隊員 「自分の身は自分で守る、自分たちの街は自分で守る。こういう意識をみなさん、持っていてください」

生徒たちは、豪雨を伴う災害が近年、増加傾向にあることなどを学びました。

生徒たちは、中学校周辺の地図に「自宅」や「周辺の川」、そして「浸水想定区域」を色鉛筆で色分けしながら、1人ひとりにとって災害の危険がある場所を確認しました。

自衛隊員 「自分の大切な友人であるとか、家族や親戚の家があったら、それをつくってあげたらいい。何かあったときにおじいちゃんも危ないやんか」

生徒 「家族の中でも雨が降ったとき用の避難経路を確認したんですけど、その経路だと危ない感じだった」

福山東ライオンズクラブ 松浦寛治 会長 「線状降水帯など今までにないような事案が各地で起きておりますので、自分の身や人を助けられることにつながってくる」

福山東ライオンズクラブは、今後も市内の中学校や高校に出向いて授業をする方針です。

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