琉球で今季2度目の監督交代! 喜名哲裕氏の辞任で金鍾成氏が再び指揮…クラブも声明 「新たな道に一歩踏み出して参ります」

[写真:©︎J.LEAGUE]

FC琉球は15日、監督交代を発表した。

琉球では今年5月から喜名哲裕監督(46)が率いたが、このたび、辞任の申し入れを受け、これを受理。新たに金鍾成氏(59)が就任し、19日のトレーニングから指揮を執るという。

今季の琉球は倉貫一毅監督のもとでスタートしたが、5月に成績不振で解任。喜名監督は再建を託されたが、明治安田生命J3リーグ26試合を消化して8勝4分け14敗の18位だった。

2016年から3季にわたって率いた琉球に復帰を果たす金監督は鹿児島ユナイテッドFCを経て、2021年5月からガイナーレ鳥取を指揮。今季も鳥取を率いたが、6月に解任されていた。

喜名監督は琉球の公式サイトを通じて、次のようにコメントしている。

「ファン・サポーター、そしてFC琉球に関わる全ての皆様、いつも熱い応援をしていただきありがとうございます」

「シーズン途中ではありますが監督を任せていただき、チームに躍動感や一体感をもたらし、そしてファン・サポーターの期待に応えたいと毎試合勝利を目指し戦って参りましたが結果が伴わず本当に申し訳ございません」

「全ては私の力不足です。皆様には引き続き、より一層の応援をいただきますよう、心よりお願い申し上げます。ありがとうございました」

また、クラブも「全てのFC琉球ファミリーへ」と題し、サポーターにメッセージを発信した。

「まず初めに、とても難しい時期に監督就任を決断し引き受けてくださった喜名前監督に心より感謝をいたします」

「私たちの今シーズンにおける成績と監督交代について、深くお詫び申し上げます。皆さんのサポートに応えられていないことを認識しております。今シーズンは厳しい瞬間が続きますが、私たちはこれからの道を休むことなく進まねばなりません。その新たな方向に向かう準備をしています」

「そして新たな道に一歩踏み出して参ります。選手・コーチングスタッフはクラブの未来に向けて全身全霊を尽くす覚悟です。私たちの目標は、クラブの伝統とFC琉球ファミリーの期待に応えることです。私たちは選手の強化、戦術の改善、何より闘う姿を通じてクラブ全体の成長に取り組んで参ります」

「しかし、私たちだけで険しい道のりを進むことは難しいです。FC琉球ファミリー皆さんのチカラが不可欠です。FC琉球ファミリーの情熱と応援が、私たちの力となり、勝利への道を切り拓く助けになります。私たちは一緒に困難を乗り越えていきたいと考えております。辛い時、嬉しい時、悲しい時、勝った時も負けた時も共に歩んで頂きたいと願っております」

「最後に、私たちのクラブへの愛に感謝いたします。これからも共に歩んでいきましょう。一緒に未来を切り開いていきましょう」

なお、17日にホームで行われるJ3リーグ第27節の愛媛FC戦は白井裕之コーチが暫定的に指揮を執る。

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