サンチョと対立するテン・ハフ監督、クラブの懲戒処分を全面支持

写真:SNSを通じた舌戦により立場が危うくなっているサンチョ

マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督が、イングランド代表FWジェイドン・サンチョに対するクラブの懲戒処分を全面的に支持した。イギリス『スカイスポーツ』電子版が報じている。

サンチョはプレミアリーグ第4節アーセナル戦でメンバー外となった際にテン・ハフ監督のことを自身のSNSで批判。クラブと指揮官への謝罪を拒否したため、クラブは9月14日、サンチョをファーストチームのトレーニングメンバーから追放し、個人トレーニングを行わせる旨の公式声明を発表した。

今週末に行われるプレミアリーグ第5節ブライトン戦の前日記者会見で、テン・ハフ監督はこのように宣言した。

「これはチーム作り、グループのダイナミズムに関する問題だ。チームは何よりも優先されなければならない。チームの中では誰もがそれぞれの役割をこなす。全員が違うんだ。様々なキャラクターの人物がいて、私はそれらのキャラクターを管理しなければならない。しかし、もう一度言うが、チームは何よりも優先されるべきものだ」

「昨夏に私が就任する前、このクラブにはいい文化がなかった。そのため、私はクラブに対していくつかの基準を設けるように求めた。それをコントロールするのが私の仕事だ。スタッフであれ、選手であれ、他の誰であれ、一線を越えようとする構造があるのであれば、それに対して強硬な姿勢を見せなければならない」

サンチョを追放したうえ、ブラジル代表FWアントニーは暴行疑惑の影響でチームに合流できていないため、前線の陣容に不安があるように見えるが、テン・ハフ監督はこれを否定した。

「陣容は強力で素晴らしい精神力を備えており、雰囲気もいい。シーズン中には挫折もあるし、選手がケガをしたり、別の理由で出られなくなったりすることもあるだろう。だからこそ強力な陣容を整えておく必要がある。起用できる選手は高いモチベーションを保っているよ」

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