レアルとの対戦控える久保建英、今季の大暴れで才能を再認識した古巣が連れ戻しに目を光らせる

[写真:Getty Images]

古巣であるレアル・マドリーとの対戦を控えるレアル・ソシエダの日本代表MF久保建英だが、その存在は古巣も気にしているようだ。

17日、ラ・リーガ第5節でソシエダはアウェイでマドリーと対戦する。

日本代表としても9月のヨーロッパ遠征で輝きを見せた久保だが、今シーズンはソシエダでも開幕から大暴れ。4試合で3ゴール1アシストを記録しており、チームを牽引している。

絶好調の久保だが、今節対戦するのは古巣のマドリー。その存在をマドリーも警戒しており、久保との関係に再び注目が集まっている。

スペイン『マルカ』は、「久保のベルナベウ行き最終列車」と題し、久保のマドリー復帰の可能性について報じている。

2019年7月にFC東京から加入した久保。プレシーズンマッチをマドリーで過ごしながらも、公式戦では1度もユニフォームを着たことがない。

久保はマジョルカへ2度、ビジャレアル、ヘタフェと3つのクラブで武者修行。EU圏外枠の問題などもあり、マドリーのファーストチームでプレーは叶わず、2022年7月にソシエダへ完全移籍で加入していた。

2022-23シーズンは自身も最高のシーズンを過ごし、ラ・リーガの日本人シーズン最多ゴール記録も更新。チームの攻撃の中心となり、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を得られる4位フィニッシュに大きく貢献した。

『マルカ』によれば、ソシエダへの完全移籍時にマドリーは買い戻しオプションをつけていたとのこと。その才能は元々評価されており、いつでもファーストチームでプレーできると考えていたという。

昨シーズンの活躍を見ても、久保の復帰を望む声が上がっていたが、ソシエダも手放す気はなく、かつて所属して現在はアーセナルで中心選手となっているノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールのようにはせず、戻さない考えを示していた。

久保も自身の価値を高めている中、久保がマドリーに戻る可能性がある最後のシーズンになると報道。ただ、今の久保にはその考えはなく、ソシエダと日本代表のために集中していると考えられているという。

マドリーは今シーズンの久保にはかなり注目しており、状態をしっかり通っているとのこと。シーズンを通して見守り、来夏動き出す可能性があるようだが、まずは今シーズン最初の対戦で何を見せるかが重要になりそうだ。

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