【別府】別府市鉄輪地区の海地獄で16日、期間限定の夜間営業が始まった。湯けむりの中に浮かぶプロジェクションマッピングの映像と、発光ダイオード(LED)によるライトアップが幻想的な世界を演出する。24日まで。
「夜の海地獄~湯気の向こうに鬼遊ぶ森」と題して開催。園内をLEDで装飾し、噴き上がる湯気に映像を投影する。音響を使って鬼たちが駆け回るにぎやかな様子や迫力ある閻魔(えんま)大王を演出する。
初日は開園前から来場客が列をつくった。家族連れでにぎわい、写真を撮ったり映像に見入ったりしていた。大分市から家族で訪れた種崎珀空(はく)君(11)は「ライトアップがきれいで、昼に見た海地獄とは違って見えた」と話した。
秋のライトアップイベントは2014年に始まり、今年で8回目。海地獄の千寿智明代表(38)が企画立案し、改良を進めてきた。
夜間営業は午後7時から10時まで。入場料は大人1100円、大学生900円、高校生600円、小中学生400円。荒天の場合は中止する。
千寿代表は「湯けむりを活用したライトアップが楽しめるのは別府だけ。昼間には見られない海地獄を味わってほしい」と話している。
問い合わせは同社(0977.66.0121)。