モウリーニョ監督、ローマ初ゴールを決めたルカクへの愛と信頼を語る

写真:指揮官モウリーニョから信頼を寄せられるルカク

ローマのジョゼ・モウリーニョ監督が、同クラブへの移籍後初ゴールを決めたベルギー代表FWロメル・ルカクについて語った。イギリス『BBC』が伝えている。

ルカクは2021年に9750万ポンド(約178億2470万円)の移籍金でインテルからチェルシーに移籍したが、マウリシオ・ポチェッティーノ新監督の構想から外れ、今夏、チェルシーからの1年間の期限付き移籍でローマに加入。7-0の快勝を収めた9月17日のセリエA第4節エンポリ戦で移籍後初ゴールを決めた。

試合後、モウリーニョ監督はチェルシー時代およびマンチェスター・ユナイテッド時代に共闘したルカクについて「ロメルは愛され、求められていると感じる必要がある」とコメントし、次のようにルカクへの信頼を示した。

「彼がここに来た時、チーム全体が彼のようなストライカーを必要としていた。彼は勝利することが好きな人間だ。それが彼の性格なんだ。今、彼は本当に幸せだと思う」

また、今回の初ゴールがルカクの自信につながるはずだという考えを示した。

「このゴールは私にとっては重要なものではないが、彼にとっては非常に大切なものだった。サッカー選手、特にストライカーは、ゴールを奪うために生きている。彼は非常に聡明な選手だ。ここに来て以来、自分の得点ではなくチームの得点が何より重要だということを明確に示してくれている」

今夏ローマに期限付き移籍する前、ルカクは昨シーズン、ローン移籍していたインテルへの完全移籍に向けて交渉を進めていたが、途中でルカクがユヴェントスへの移籍に色気を見せたため交渉が頓挫。最終的にユヴェントス移籍も実現せず、インテル側はルカクの姿勢を批判した。モウリーニョ監督はこの件についてもインテルを牽制した。

「インテルがルカクに怒る理由はない。彼らはダービー(9月16日のミラン戦)に5-1で勝利した。多くのFWを擁する素晴らしいチームを作り上げている。ルカクを必要としていた元監督(モウリーニョ監督自身)のことを喜ばしく感じてほしいものだ」

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