レアル会長が久保建英の連れ戻しに関心、直接対決で圧巻パフォーマンス見せられ「このレベルを維持すれば話し合いを」と要求か

[写真:Getty Images]

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、古巣相手にしっかりとインパクトを残したようだ。

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17日にレアル・マドリーと対戦したソシエダ。久保にとっては古巣戦となった中、試合は2-1で敗れた。

しかし、この試合の久保は出色の活躍。開始5分には絶妙なクロスからアンデル・バレネチェアのゴールをお膳立てすると、11分にはボックス手前から左足一閃。鋭いシュートが決まったが、これはミケル・オヤルサバルがオフサイドを取られてゴールならず。

29分にはカットインからのシュートをGKケパ・アリサバラガに止められると、31分には絶妙なクロスでアシストかと思われたが、ミケル・メリーノのダイビングヘッドは再びGKケパにセーブされてしまった。

前半からマドリーを圧倒するパフォーマンスを見せた久保。レアル・マドリー専門メディアのスペイン『Defensa Central』によれば、フロレンティーノ・ペレス会長は夏に久保を買い戻す意向を示したという。

久保は2019年7月にFC東京からマドリーへと加入。しかし、EU圏外枠の問題が発生しファーストチームに登録できないこともあり、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェと3クラブへ3シーズン武者修行。2022年夏にソシエダへ完全移籍していた。

ソシエダでの1年目となった昨シーズンは、個人として最高のシーズンを送り、ラ・リーガの日本人シーズン最多ゴール記録も更新。チームも4位フィニッシュと久保の活躍はマドリーの幹部の目に留まっていた。

マドリーは600万ユーロ(約9億5000万円)でソシエダに久保を売却していたが、50%の保有権を持っており、買い戻す際には6000万ユーロ(約94億7000万円)に設定されている移籍金の半分で獲得が可能となる。

つまり、3300万ユーロ(約52億1000万円)で久保が獲得できることとなり、ペレス会長もその気になったと報じている。

直接対決でも圧倒的なプレーを見せた久保は、マドリーのチェックに合格したとされ、ペレス会長はソシエダの会長に対し「彼がシーズンを通してこのレベルでプレーし続けるのであれば、6月に話し合う必要があるだろう」と伝えたとのことだ。

久保はソシエダに忠誠を誓い、今夏の移籍話も一蹴して居たが、マドリーから正式に迎えられるとなれば考えも変わる可能性があるとされている。

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