駅名標NFTを無料配布、佐賀駅など九州10駅 10月31日まで

佐賀駅など九州10駅で取得できる駅名標のNFT(提供写真)

 JR九州は佐賀駅など九州10駅で駅名標のNFT(非代替性トークン)を無料配布している。NFTを入手することで駅を訪れた記念や証明を新しい形で楽しんでもらう目的。JR九州NFTプロジェクトの一環で、10月31日まで。

 佐賀駅以外の対象駅は福岡県の博多、香椎、黒崎、小倉の4駅と、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島中央の5駅。各駅の改札口近くに設置したポスターのQRコードをスマホで読み取って取得できる。10駅全てのNFTを集めると、特典として「スペシャルNFT」が後日もらえる。

 同社は7月、利用者との多様な接点をつくり、新しい価値や九州の楽しみ方を提案するプロジェクトを始めた。専用の販売サイトを開設し、西九州新幹線「かもめ」をはじめ新旧6種類の「かもめ」のNFTを各100個限定で販売している。動画(スライドショー)形式のNFTで価格は3300円。

 NFTは、暗号資産(仮想通貨)の基盤技術となるブロックチェーンを使って管理されるデジタルデータで、複製や改ざんを防げる。(草野杏実)

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