朝焼け白山秋めく 翠ケ池、コバルトブルー

朝焼けに染まる白山・翠ケ池周辺。中央奥が御前峰。左は剣ケ峰(早川康浩さん撮影)

 白山(標高2702メートル)の山頂部にある翠ケ池(みどりがいけ)の一帯が朝焼けに染まる光景を、金沢市の医師早川康浩さん(63)が撮影した。雪渓がすべて解けた中で、コバルトブルーの池が映え、秋の風情を漂わせている。

 撮影したのは13日午前5時半ごろ。タイミングよくガスが消えた瞬間を写した。撮影時の気温は12度ほどだったという。ただ、毎月登っている早川さんによると、いつもの年と比べて暖かな日が続き、夏枯れした植物も目立つ。「10月からの紅葉に影響がないか気になる」と話した。

 20日の石川県内は金沢と小松で31.0度を記録するなど5観測地点で30度以上の真夏日となった。

 21日は前線や低気圧の影響を受ける見込みで、昼過ぎから雷を伴って激しい雨が降る所がある。金沢地方気象台は22日にかけ、土砂災害や河川の増水、落雷、突風に注意が必要としている。21日の1時間予想雨量は多い所で加賀、能登とも30ミリ。午後6時までの24時間雨量は80ミリと予想される。

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