コロナワクチン秋接種 福井県でもスタート、対象者や費用は? 流行のオミクロン株派生型XBB.1.5に対応

 新型コロナウイルスで現在流行の中心となっているオミクロン株派生型「XBB・1.5」に対応した改良型ワクチンの秋接種が9月20日、福井県内でもほとんどの市町で始まった。福井県は重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある人らに積極的に接種を呼びかけている。

 初回接種を終えた生後半年以上の全ての人が対象で費用は無料。期間は来年3月末まで。多い人で7回目の接種となる。

 各市町の医療機関での個別接種が中心で、県によると乳幼児(生後半年~4歳)計37カ所、小児(5~11歳)計47カ所、12歳以上は計334カ所で対応している。鯖江市と池田、南越前、おおい、若狭町は10月以降に集団接種を行う予定。

 ワクチンの配送や準備状況に応じて、9月21日以降に始まる地域もあり、県内では美浜町が25日に開始する。

 全額公費負担の「特例臨時接種」は本年度で終了予定で、来年4月以降は自己負担が生じる可能性がある。

 県によると、改良型ワクチンによる秋接種開始に伴い、県内では従来型ワクチン約20万7800回分が廃棄される。

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