暑さ残る秋、彼岸入り 山形、家族連れなどが墓参り

手を合わせて故人をしのぶ参拝者=山形市・正願寺

 秋の彼岸入りの20日、山形市内の寺院では午前中から家族連れなどが訪れ、墓前に手を合わせて先祖や故人をしのんでいた。

 山形地方気象台によると、各地の最高気温は酒田28.9度、新庄28.2度、尾花沢27.7度、山形と東根29.7度、米沢30.9度など。平年と比べて3~4度高い地点が多く、蒸し暑さを感じる一日だった。

 同市緑町3丁目の正願寺(しょうがんじ)(鈴木弘樹(こうじゅ)住職)では、時折小雨が降る中、参拝者が墓石にひしゃくで水を掛け、花や線香を供えていた。上山市金生西2丁目の荒井親幸さん(68)は「ご先祖様に家族の健康を報告した。これからも見守ってほしい」と話した。

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