<移動編集局・嬉野編>ボシ灯籠4000個 窯元幻想的に 10月7、8日「吉田皿屋ひかりぼし」

約4千個のボシ灯籠が夕闇を照らす「吉田皿屋ひかりぼし」=2022年、嬉野市嬉野町の肥前吉田焼窯元会館周辺

 肥前吉田焼の産地である嬉野市嬉野町の吉田皿屋地区で10月7、8日の午後6時から同9時半まで、アートイベント「吉田皿屋ひかりぼし」が開かれる。約4千個のボシ灯籠が窯元群を彩り、ライトアップした窯元見学のほか、若手アーティストの作品展示や有名シェフとのコラボメニュー販売などがある。

 メイン会場の肥前吉田焼窯元会館周辺には、磁器を窯で焼く際に使う容器「ボシ」の灯籠を並べて幻想的な雰囲気を演出する。また、太良町出身のフレンチシェフ・小岸明寛さんが作るビーフシチュー(2千円)などの料理と肥前吉田焼の器のセット販売もある。

 イベントは肥前吉田焼の魅力を幅広い世代に発信しようと2018年に始まり、地域の活力づくりにつながるとして今年の「第27回ふるさとイベント大賞」にも選ばれている。今後も継続的に行うため、今回から300円の入場料を設けた。料理と器のセットは数量に限りがあるため、予約も受け付けている。問い合わせは実行委員会、電話0954(43)9322。(山口源貴)

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