【武豊日記】再対決がいまから楽しみ

秋らしい爽やかさはもう少し先のようですが、競馬の暦はすでに本格的な秋競馬に入っています。期待のドウデュースの帰厩が、ボクにとっては最も秋らしい知らせ。陣営から、天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念の王道路線が発表されており、イクイノックスとの再対決がいまから楽しみです。

楽しみと言えば、オオバンブルマイの豪州遠征の鞍上に指名いただいたことにも、胸をワクワクさせています。「ザ・ゴールデンイーグル」(ローズヒルガーデンズ競馬場、芝1500m)というレースで、創設5年目なのでまだグレード格付けはありませんが、1着賞金は525万豪ドル(約5億円)という超高額です。11月4日は、大井競馬場で開催されるJBC諸競走の翌日ですが、羽田発の夜の便で間に合うことはすでに調べがついています。今朝、同競馬場で騎乗したことがある藤井勘一郎騎手に取材して、コース形態やシドニーからのアクセスなども手に入れることができました。

オオバンブルマイで欧州遠征

また、11月7日にはメルボルンカップがあり、ついでに見て来ようと思っているという話をしたところ、藤井騎手から「今年は鞍上未定の馬も複数いるようですよ」という耳より情報も。ハンデ戦でもあり、軽量馬からのオファーがあればと、ここに記しておきます。

競馬以外の話題ですが、オリオールズに移籍してからの藤浪晋太郎投手の充実ぶりは触れておかなければいけません。日本人最速の102.6マイル(165.1キロ)を投げるなどチームに貢献。ワールドシリーズ(10月28日から)に出場するなら、友だちとしてなんとか都合をつけて応援に行きたいものです。

今週末は阪神での騎乗です。メーンの神戸新聞杯は、ダービーはもう一つうまく乗れなかったファントムシーフが待ってくれています。今後につながるような好結果を持ち帰ってあげられたらと思っています。

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