80歳以上の“球児”はつらつ 唐津で大会、3県から50人出場

佐賀、長崎、福岡の3県から約50人が参加した野球大会=唐津市のSHOWAハンバーガースタジアム唐津

 80歳以上の選手を対象とした軟式野球大会が、唐津市のSHOWAハンバーガースタジアム唐津で開かれた。佐賀、福岡、長崎の3県から約50人が出場し、元気に白球を追いかけた。

 大会は県生涯軟式野球連盟(田島茂記会長)が2021年に始めた。昨年までは年1回、春に実施していたが、出場者からの「物足りない」との声を受けて今年から春、秋の2回開催することになった。1試合5イニング、60分以内のルールで、30度を超える暑さの中、選手たちは小まめに水分を補給するなど熱中症に気を付けながらプレーした。

 鳥栖市、三養基郡と福岡県のメンバーで構成し、初めて参加した「つくし・春日」の中橋勝さん(80)=基山町=は愛健医院マッスルズ(長崎)戦で2打席連続本塁打を放ち、サヨナラ勝利に貢献。「数カ月ぶりの野球だったけど、会心の当たりだった」と表情を緩ませた。(松岡蒼大)

佐賀、長崎、福岡の3県から約50人が参加した野球大会=唐津市のSHOWAハンバーガースタジアム唐津

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