「地域の人に安心を」29人決意 県警察学校で卒業式

卒業証書を受け取る卒業生(左)=佐賀市の県警察学校

 佐賀市の県警察学校で21日、初任科短期課程の卒業式があった。今春入校し、法律や逮捕術などを学んだ29人が決意を新たに、巣立ちの日を迎えた。

 式では、卒業生一人一人が壇上で証書を受け取った。橋間磨副校長が「第一線で日々発生する事件事故に的確に対応するため、絶えず自己研さんを」と述べ、「一日も早く実力を備えた警察官に」と激励した。中道一輔警務部長が「頼むぞ」と辞令を交付した。

 卒業生を代表して謝辞を述べた原晃征巡査(22)は「学校で培った使命感を胸に、治安のプロとして精進していく」と意気込んだ。冨岡有希巡査(22)は「地域の人に安心してもらえる警察官になる。白バイ隊員になるのが目標」と抱負を語った。それぞれ県内各地の警察署に配属される。 (中島幸毅)

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